2023年7月10日

【クラウドメール障害の実態調査2023】
約4割の企業で「1年に1回以上発生」
クラウドメールの障害対策を導入または検討している企業は約7割

法人向け電子メールのセキュリティ対策・コンプライアンス対策の専門企業、サイバーソリューションズ株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:林界宏、以下当社)は、2023年1月に全国の従業員300名以上の企業の社員1,063名を対象に、「企業のメールセキュリティへの取り組みに関するアンケート調査」を行いました。

【クラウドメール障害の実態調査レポート】

https://download.cybersolutions.co.jp/wp/mailservicedown_2022

その結果、クラウドメールを利用している企業は7割以上ですが、半数弱の企業で1年に1回以上、クラウドメールの障害が発生していることが示されました。クラウドメールの障害対策を導入または検討している企業は約7割でした。この調査結果から、たびたび発生するクラウドメール障害に対して、障害発生時も事業継続するための対策を準備する企業が多いことが分かりました。
【注目ポイント】
  1. 勤務先の電子メールはクラウドが3/4、オンプレミスが1/4、製品別ではMicrosoft 365が57.2%と過半数
  2. 約4割の企業でクラウドメールの障害が1年に1回以上発生
  3. クラウドメールの障害対策について、導入または検討している企業は約7割
  4. 企業規模が大きいほどクラウドメールの障害対策の導入率は高い、 5,000人以上の大規模企業では約8割が対策を導入または検討している
■調査結果
Topic1.勤務先の電子メール環境はクラウドが3/4、オンプレミスが1/4、製品別ではMicrosoft 365が57.2%と過半数
勤務先の電子メール環境は、クラウドが76.5%、オンプレミスが23.5%です。
導入している製品は、Microsoft 365が57.2%と過半数を占めます。
Topic2.半数弱の企業でクラウドメールの障害が1年に1回以上発生
半数弱の企業で1年に1回以上、クラウドメールの障害が発生していることが示されました。
Topic1から、導入しているクラウドメールは「Microsoft 365」が過数ですが、Microsoft 365で「1年に1回以上」の障害が発生している割合は53.2%です。その割合は「Google Workspace」(29.5%)や「その他のクラウドメール」(26.2%)より多く、これが全体の傾向に大きく影響を与えています。
Topic3.クラウドメールの障害対策、約7割が対策を導入または検討している
70.8%がクラウドメールの障害対策を導入または検討しています。
Topic4.企業規模が大きいほどクラウドメールの障害対策の導入率は高いが、5,000人以上の大規模企業でも2割弱が対策の導入も検討もしていない
企業規模が大きいほど、クラウドメールの障害対策の導入率が高く、大企業からクラウドメール障害対策が普及している様子が分かりました。今後、中小企業でもスタンダードなシステムとして、より普及が進むことが予想されます。
■調査結果について当社のコメント
Microsoft 365やGoogle Workspace などのクラウドサービスは、自社内での運用・管理の負担が少ないこと、ユーザはどこからでも利用できることなど、企業に多くのメリットがあります。新型コロナウイルスの感染拡大を受けたリモートワークの普及により、企業のクラウドサービスの利用はさらに増加し、本調査では76.5%の企業がクラウドメールを利用していることが分かりました。一方で、ビジネスでのクラウドメールの利用が増加したことに伴い、しばしば起きるクラウドメール障害による問題も大きくなっています。 万一の障害や災害発生時の事業継続計画(BCP)は、多くの企業で重要な課題となっています。今回の調査では、大企業からクラウドメール障害対策の普及が進んでいる様子が明らかになりました。今後、より多くの企業や中小企業でもスタンダードなシステムとして、導入が増えることが予想されます。
クラウドメールの障害に備えるサービスとして、サイバーソリューションズは「EMERGENCYMAIL for Microsoft 365 & Google Workspace (エマージェンシーメール)」を提供しています。これは、Microsoft 365、Google Workspace用バックアップメールサービスです。障害が発生しクラウドメールが使えなくなったときに、すぐに、バックアップに切り替えて同メールアドレスでメールの送受信を継続します。障害復旧後は、バックアップメールでの送受信内容を本体のクラウドメールに移行可能です。メールサーバは国内の複数データセンターにて冗長運用しており、業界最高水準のSLA(稼働実績99.991%)を提供しています。
関連資料 ■【クラウドメール障害の実態調査レポート】
本調査のより詳細なレポートは、特設ページからダウンロードすることができます。企業のメールセキュリティを強化するための情報収集としてぜひご活用ください。
【企業のメールセキュリティへの取り組みに関するアンケート調査】
ランサムウェアをはじめ企業のサイバー攻撃の被害は年々深刻化しており、侵入経路になりやすい電子メールのセキュリティ対策は重要度が増しています。
2023 年 1 月 6 日 から 2023 年 1月 10 日 まで、全国の従業員 300 名以上の企業の経営者・情報システム部門・一般社員、合計1063名を対象に企業の電子メールに関して、サイバー攻撃の状況やセキュリティ対策の実態を把握するため「企業のメールセキュリ ティへの取り組みに関するアンケート調査」を行い、調査結果を公開します。ぜひご覧ください。
<調査概要>
調査対象:全国、従業員数300名以上の企業に勤務する情報システム部所属社員 調査方法:インターネット調査 有効回答数:1000名 実施期間:20213年 1 月 6 日~2023年1月10 日 ※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がりますので、ご了承ください。
【製品やサービスに関するお問合わせ サイバーソリューションズ株式会社 営業本部 電話 03-6809-5858 メール sales@cybersolutions.co.jp

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