公開日

2026年9月1日

情報漏洩を確認する方法とは?対応の手順や対処法をわかりやすく解説

情報漏洩を確認する方法とは?対応の手順や対処法をわかりやすく解説

情報漏洩が疑われる際の確認方法や、万が一確認された場合の正しい対応手順をわかりやすく解説します。漏洩の兆候を早期に察知し、システムのネットワーク遮断や被害範囲の特定といった適切な初期対応を行うことで、企業の信用失墜や二次被害のリスクを未然に防止する具体的な対策が把握できます。

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情報漏洩を確認することが重要な理由

情報漏洩が発生した場合、早期に事実を把握しなければ被害が拡大し、次なる二次被害や企業の信用失墜、法令違反による罰則など重大なリスクが生じます。

漏洩の有無や被害状況を迅速に確認することで、適切な初期対応や影響範囲の特定が可能になり、被害を最小限に防ぐことができます。顧客の情報や自社の知的財産を防衛し、社会的信用を維持するためにも、情報漏洩の確認を迅速かつ確実に行う体制が不可欠です。

※参考:個人情報保護法等 |個人情報保護委員会

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情報漏洩が疑われる主なケース

情報漏洩が疑われる背景には、システムの異常検知や端末の紛失などさまざまな兆候が存在します。漏洩被害の早期把握に向けて、代表的な発生ケースを把握することが重要です。

不審なメールやアクセスログが発見される

送信元が不明なメールの受信や、不審なログの記録は、情報漏洩が発生しているサインです。身に覚えのない送信履歴や、通常とは異なる時間帯における外部からのアクセス履歴が発見された場合、第三者による不正アクセスの危険性が高まります。異常の早期検知に向け、日頃からシステムログやメールデータを監視する仕組みが不可欠です。

※参考:総務省|テレワークにおけるセキュリティ確保

デバイスの紛失や盗難が発生する

業務で使用するパソコンやスマートフォン、USBメモリなどの紛失や盗難は、重大な情報漏洩に直結する代表的なケースです。端末本体や外部記憶媒体に保存された顧客情報、ならびに社内業務データが第三者に流出する危険性が生じます。外出先での放置や盗難が判明した際は、遠隔ロックやデータ消去を実施し、被害範囲の特定を急ぐ必要があります。

※参考:情報漏えいを防ぐためのモバイルデバイス等設定マニュアル | アーカイブ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

不正アクセスやマルウェア感染が疑われる

不正アクセスやマルウェア感染が判明した際も、情報漏洩を疑うべき重要なケースとなります。メールによって外部から不正侵入されデータベース内の個人情報や機密データが閲覧されたり、外部へ送信されたりする危険性が極めて高くなります。システム上の不審な挙動やセキュリティアラートを検知した場合は、被害防止に向けた速やかな原因究明が求められます。

※参考:漏えい等の対応とお役立ち資料 |個人情報保護委員会

メールの誤送信や設定ミスが起こる

宛先の入力ミスや添付ファイルの誤りといったメールの誤送信は、日常的な業務のなかで頻発しやすい漏洩の要因です。加えて、クラウドサービスにおけるアクセス権限の設定不備や公開範囲の設定ミスにより、外部から意図せず情報が閲覧可能な状態になる事例も存在します。手作業による人為的ミスや運用上の確認不足が、深刻な流出事態を引き起こします。

※参考:情報セキュリティ10大脅威 2026 | 情報セキュリティ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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情報漏洩を確認する方法

自社において情報漏洩の疑いが生じた際は、客観的なデータや専門的なツールを用いて、漏洩の有無や事実関係を正しく確認することが重要です。

※参考:指示7 インシデント発生時の緊急対応体制の整備 | 情報セキュリティ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

アクセスログや利用履歴を確認する

サーバーや各種システムのアクセスログ、操作履歴を詳細に分析する方法です。いつ、誰が、どのデータへアクセスしたか、不審なIPアドレスからの接続や大量データのダウンロードといった異常な挙動がないかを精査します。ログの継続的な取得と定期的な確認により、漏洩の初期兆候や事実を客観的な証拠とともに特定できます。

※参考:プラクティス5-6 アクセスログの取得 | 情報セキュリティ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

個人情報漏洩確認サービスを利用する

個人情報漏洩確認サービスの利用は、自身のメールアドレスやIDが流出しているかを調べる有効な手段です。

専門機関やセキュリティ企業が提供するサービスデータベースと照合することで、流出の有無や影響を受けたサービスを短時間で確認できます。漏洩が判明した際は、対象サービスのパスワード変更やアカウント停止などの対策を迅速に講じることが可能になります。

※参考:情報セキュリティ10大脅威 解説書 [個人編]| IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

セキュリティソフトを活用する

セキュリティソフトの導入およびスキャン実行は、マルウェアの感染や外部へのデータ送信を検知する上で効果的な手法です。パソコンやサーバー内のストレージを網羅的にスキャンすることで、バックドアなどの悪意あるプログラムを検知し、データ漏洩の痕跡を把握できます。検知された脅威を迅速に隔離・駆除し、ログから被害の発生状況を評価します。

※参考:情報セキュリティ関連ガイド | 情報セキュリティ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

ダークウェブで情報漏洩を確認する

ダークウェブ上の掲示板や闇市場では、違法に流出した個人情報や機密データが売買されるケースが存在します。専用の調査ツールやセキュリティ企業による監視サービスを活用し、自社のデータやメールアドレスが取引対象になっていないか確認することが有効です。流出が判明した際は、即座に対象アカウントの変更や監視強化を行い、被害拡大の防止を図ります。

※参考:情報セキュリティ白書2024_全章| IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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情報漏洩が確認された場合の対応手順

社内において情報漏洩の発生が確定した場合は、被害の拡大を防ぎ影響を抑えるため、あらかじめ定められた順序に従って迅速に対応を進めます。

サーバログやメール履歴から被害範囲を特定する

情報漏洩が判明した、または疑われる場合は、まず被害の拡大を防ぐための初期対応を行い、そのうえで影響範囲の特定を進めます。漏洩したデータの種類や件数、対象者などを確認するため、サーバログやメールアーカイブ、操作履歴、端末やシステムの状況を調査します。

※参考:漏えい等の対応とお役立ち資料 |個人情報保護委員会

システムのネットワークを遮断・分離する

被害の拡大を防ぐため、情報漏洩が確認された端末やシステムを速やかにネットワークから遮断・分離します。マルウェアに感染した端末や不正アクセスの踏み台となったサーバーを隔離することで、内部ネットワーク全体への被害拡大や機密データのさらなる流出を防ぎます。

ネットワークの切断と並行して、影響を受けた系統の通信状況を監視し、二次被害の発生を阻止します。

※参考:漏えい等の対応とお役立ち資料 |個人情報保護委員会

関係者や利用者に報告する

情報漏洩が確認された場合、関係機関や被害を受けた可能性のある利用者に対して迅速な報告を行います。漏洩した情報の内容や発覚までの経緯、現在の対応状況を正確に伝える必要があります。誠実かつ透明性の高い対応を行うことで、被害者による二次被害の発生を抑え込み、組織としての社会的信用の失墜を最小限に留めます。

※参考:漏えい等報告・本人への通知の義務化について |個人情報保護委員会

原因を調査して再発防止策を講じる

被害の拡大を防ぐ措置の完了後、漏洩が発生した根本原因の徹底的な調査を行います。システムの脆弱性やログの解析、ならびに作業手順やアクセス管理における人為的ミスの有無を詳細に検証します。調査結果に基づいてセキュリティ設定の見直しや運用ルールの刷新を実施し、同様の事態を防止する対策を講じます。

※参考:漏えい等報告・本人への通知の義務化について |個人情報保護委員会

情報漏洩に備えてメール履歴やシステムログをあらかじめ保全しておく 

情報漏洩が発生した際の原因究明や被害範囲の特定に備え、平時からメール履歴やシステムログを取得・保全できる環境を整えておくことが重要です。インシデント発生後にログを取得しようとしても、必要な情報が残っていない場合があります。取得するログの種類や保存期間、保管方法など事前に定め、迅速な調査につなげられる体制を整備しておきましょう。

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情報漏洩を未然に防ぐための対策

情報漏洩による損害を防ぐには、問題発生後の対応だけでなく、事前の予防策を講じることが重要となります。社内システムや運用体制におけるセキュリティの隙をなくす取り組みが求められます。

パスワードや認証を強化する

情報漏洩を未然に防ぐ基本的な対策は、アカウント管理におけるパスワードや認証手法の強化です。推測されにくい複雑なパスワードの設定を義務付け、使い回しを禁止する運用を行います。加えて、多要素認証(MFA)を導入することで、万が一パスワードが外部に流出した場合であっても第三者による不正アクセスを防止できます。

※参考:不正ログイン対策特集ページ | 情報セキュリティ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

アクセス権限を適切に管理する

業務に必要な最小限の権限のみを付与する「最小権限の原則」を徹底することが効果的です。全社的に閲覧権限を開放するのではなく、部署や役職に応じてアクセス可能なデータを制限します。不要な権限を持ったまま放置されるリスクを防ぐため、退職者や異動者のアカウント権限を定期的に見直し、適切なアクセス管理を維持します。

※参考:不正ログイン対策特集ページ | 情報セキュリティ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

従業員へのセキュリティ教育を実施する

情報漏洩を未然に防ぐためには、従業員に対する定期的なセキュリティ教育が欠かせません。標的型攻撃メールの対応訓練や、パスワード管理およびSNS使用時におけるリスクに関する講習を実施します。従業員1人1人の情報セキュリティに対する意識を高めることで、誤送信や不審なファイルの開封といった人為的な事故の発生を防ぎます。

※参考:テーマ(5)従業員向けセキュリティ教育|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

メール誤送信防止や受信時セキュリティの強化をする 

メールはフィッシングやマルウェアなど、外部脅威の主要な侵入経路の一つです。送信時は、宛先や添付ファイルの確認、誤送信対策製品などで人為的なミスを防ぎます。受信時は、不審なメールや添付ファイルを検知・遮断するフィルタリングなどを活用し、情報漏洩を防ぎます。

情報漏洩対策のルールや運用体制を整備する

情報漏洩を防止するためには、明確なガイドラインの策定と運用体制の構築が不可欠です。情報の格付け基準や持ち出しに関する手続き、事故が発生した際の連絡ルートを社内ルールとして明確化します。さらに、ルールが形骸化しないよう定期的な監査や見直しを行い、変化するセキュリティリスクに対応できる体制を維持します。

※参考:テーマ(5)従業員向けセキュリティ教育|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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まとめ

情報漏洩の確認と発生時の対応について解説しました。流出の兆候を迅速に察知し、影響範囲の特定やネットワーク遮断といった適切な手順で初期対応を進めることが被害の最小化につながります。

不正アクセスや誤送信などの脅威に備えるため、アクセスログの確認やセキュリティソフトの活用を通じて早期発見の体制を整える必要があります。さらに、パスワードやアクセス権限の適切な管理、従業員へのセキュリティ教育を継続し、組織全体で未然防止に向けた安全な運用体制を維持することが大切です。

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