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公開日

2025年6月9日

サイバー攻撃とは?目的や対策方法、被害事例や種類をわかりやすく解説

昨今はIT化が進んでいる企業も珍しくありませんが、どの企業もサイバー攻撃の対策に苦心しています。この記事では、サイバー攻撃の概要をはじめ、サイバー攻撃の目的や種類、過去の被害事例について解説します。また、サイバー攻撃に対する具体的な対策方法も取り上げるため、ぜひ参考にしてください。

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サイバー攻撃とは

サイバー攻撃とは、インターネットやコンピュータを利用した犯罪行為の総称です。具体的には、以下のような行為がサイバー攻撃に該当します。

  • 機密情報の盗み取り
  • システムの乗っ取り
  • サービスの中断

攻撃の対象となるのは、個人から企業までさまざまです。近年はコンピュータのみならず、スマートフォンやクラウドシステム、インターネットに接続しているIoT機器も被害に遭っています。

近年のサイバー攻撃の動向

サイバー攻撃の被害件数は、インターネットやスマートフォンなどの普及の影響もあり、近年増加しています。総務省が公開した情報によると、サイバー攻撃関連通信数は、2015年は約632億パケットでした。しかし、2023年は約6,197億パケット、約9.8倍まで増加しています。これは各IPアドレスに対して、14秒に1回の攻撃が行われている計算です。

サイバー攻撃の内容も悪質化しており、対策は必須といえるでしょう。

総務省|令和6年版 情報通信白書|サイバーセキュリティ上の脅威の増大

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サイバー攻撃の目的

主なサイバー攻撃の目的は以下のとおりです。

  • 愉快犯的な自己顕示欲
  • 情報の不正入手
  • 金銭目的
  • 社会的な影響力

単純な金銭取得をはじめ、企業や団体、国家の弱体化や機密情報の売買など、目的は多岐にわたります。

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サイバー攻撃の対策方法

サイバー攻撃に対してどのような対策をすればよいか、具体的な方法を解説します。

セキュリティソフトを導入する

代表的なサイバー攻撃の対策として、セキュリティソフトの導入が挙げられます。OSごとにセキュリティソフトは標準装備されていますが、既知ではない攻撃手法やウイルスに対しては無力です。そのため、既存のセキュリティソフトに加えて、別途導入することをおすすめします。

ソフトウェアを最新の状態にする

サイバー攻撃に備えて、ソフトウェアは常に最新の状態にしましょう。ソフトウェアはその性質上、必ず脆弱性が存在しますが、最近のサイバー攻撃はその脆弱性に付け込む手口が多いです。そのため、ソフトウェアのベンダ側も、ソフトウェアの脆弱性を改善できるアップデートを迅速に提供しています。アップデート通知が届いたら、すぐにアップデートを行いましょう。

メールセキュリティを強化する

サイバー攻撃を防ぐにあたって、メールセキュリティの強化も欠かせません。サイバー攻撃にはDDoS攻撃をはじめ、メールを介した手口も多数存在します。そのため、メールセキュリティを強化することで、サイバー攻撃のリスクを抑えることが可能です。なお、メールセキュリティは自社の環境に合わせて選択しましょう。

関連記事:【メールセキュリティ最前線】その目的はウイルス感染防御と誤送信防止、コンプライアンス対応にあり

Webブラウザのセキュリティを強化する

サイバー攻撃対策として、Webブラウザのセキュリティを強化するのも有効です。昨今はメールのみならず、Webブラウザを介してサイバー攻撃を行う手口も増えています。そのため、以下のような対策を徹底するようにしましょう。

  • ブラウザの更新とパッチの適用
  • 信頼できるWebサイトの識別
  • 強力なパスワードの設定と管理
  • 二要素認証の活用
  • プライバシー設定の最適化

ID・パスワードセキュリティを強化する

サイバー攻撃を防ぐためにも、IDやパスワードのセキュリティ強化にも力を入れましょう。サイバー攻撃のなかには、パスワードを総当たりで試行するブルートフォース攻撃が存在します。この攻撃を防ぐには、複雑なパスワードを採用するのがおすすめです。具体的には、数字だけでなくローマ字や記号もパスワードに含めることや、文字数を9文字以上にするなどを行いましょう。

脆弱性管理を実施する

定期的な脆弱性管理の実施も、サイバー攻撃の対策として有効です。脆弱性管理とは、システムやソフトウェアに存在する脆弱性を継続的に把握し、適切な対策を講じることを指します。攻撃者よりも先に、ソフトウェアの未知の脆弱性を把握できれば、脆弱性に対処でき、被害を未然に防止できるでしょう。

従業員へのセキュリティ教育を実施する

企業などの組織において、従業員に対するセキュリティ教育の実施も大切です。パスワードの使い回しの禁止をはじめ、情報保護のルールを設けている組織は珍しくありません。しかし、ルールを厳守するかは従業員1人ひとりの意識次第です。そのため、定期的に勉強会や研修を実施して、情報セキュリティ教育を徹底することをおすすめします。

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サイバー攻撃の被害事例

過去にどのようなサイバー攻撃の事例が発生し、その結果どのような被害が出たのか、以下で詳しく解説します。

みずほ銀行の事例

2019年9月、みずほ銀行でJ–Coin Pay加盟店管理に関わる、テスト用システムへの不正アクセスが発生しました。幸い流出が疑われた情報に、Jコインのユーザ情報は含まれていませんでしたが、一歩間違えれば大変な事態になっていた可能性があります。

※参考:J–Coin Pay加盟店管理に関わるテスト用システムへの不正アクセスについて | みずほフィナンシャルグループ

デジタル庁の事例

デジタル庁は2022年9月26日、GビズIDのメール中継サーバがサイバー攻撃を受けています。その結果、スパムメールの踏み台にされ、約1万3,000件の迷惑メールが送信されました。デジタル庁はこの事実を公表し、不審メールの受信者に注意を呼びかける事態になりました。

※参考:GビズIDが管理するメール中継サーバーに対する不正アクセスによる迷惑メール送信について -|デジタル庁

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サイバー攻撃を受けたときの対処法

実際にサイバー攻撃を受けた場合、どのように対処すればよいかについて解説します。

マルウェアに感染した場合

マルウェアに感染したときは、感染端末を可能な限り速やかに、物理的にネットワークから遮断してください。マルウェアは二次被害の危険性が高いためです。ネットワークから隔離したら、次はセキュリティソフトを用いてデバイスをスキャンし、マルウェアの駆除を試みてください。

セキュリティソフトでマルウェアの駆除ができない場合は、情報端末のハードディスクを初期化して対処します。

関連記事:マルウェアとは?種類、脅威や影響、必要な対策をわかりやすく解説

不正アクセスされた場合

不正アクセスされたときは、マルウェアと同様に、不正アクセスを受けたサーバをネットワークから物理的に遮断します。また、不正アクセスが発生した場合、IDやパスワードを盗まれている可能性が高いです。そのため、IDやパスワードを素早く変更する必要があります。そのあとは、不正アクセスが発生した原因を調べ、再発防止に努めましょう。

関連記事:不正アクセスとは?該当行為や原因・手口・対策・被害時の対応・事例を解説

情報漏洩が発生した場合

情報漏洩が発生したときは、外部からのアクセスをすぐに遮断し、情報が流出してしまった個人や法人に通知します。すべての関係者に通知するのが難しい場合は、ホームページや記者会見などを行いましょう。また、残された記録から紛失、および盗難にあった情報をなるべく正確に把握し、二次被害に備えます。

関連記事:情報漏洩とは?原因やリスクと企業が取るべき対策をわかりやすく解説

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主なサイバー攻撃の種類

主なサイバー攻撃の種類と、それぞれのサイバー攻撃の特徴について解説します。

マルウェア

マルウェアとは、悪意のあるソフトウェアの総称です。コンピュータシステムに害をおよぼすことを目的に設計されており、さまざまな攻撃手法が確認されています。主なマルウェアの種類は、以下のとおりです。

標的型攻撃

標的型攻撃とは、特定の企業や組織を狙ったサイバー攻撃のことです。主な目的として、機密情報や顧客の個人情報、知的財産の取得などが挙げられます。攻撃の手口はメールを用いたものが主流で、メールの本文に記載されたURLや添付ファイルをクリックさせ、マルウェアに感染させます。

関連記事:標的型攻撃メールを防御!失敗しないメールセキュリティ対策の選び方

ランサムウェア

ランサムウェアとは、サイバー攻撃で最もよく使われるマルウェアの1つです。ファイルやデータベースを暗号化したうえで、元の状態に戻すために巨額の金銭、身代金を要求します。現在日本でも被害が増えており、大手企業でも被害が発生しています。

関連記事:ランサムウェアとは?感染経路と被害の状況、対策をわかりやすく解説

サプライチェーン攻撃

サプライチェーン攻撃とは、セキュリティが比較的脆弱な取引先や子会社を経由して、本命のターゲットに攻撃を仕掛ける手法です。対策には、自社だけでなく取引先や委託先のセキュリティ状況の確認も必要です。

関連記事: サプライチェーンリスクとは?種類と特徴、主な原因とセキュリティ対策の基本を解説

Emotet(エモテット)

Emotetとは、2014年に誕生したトロイの木馬型のマルウェアです。2019年以降、メールを主な感染ルートとして、感染被害が拡大しました。感染被害を防ぐためには、主な感染源であるメールでの複合的な対策が必要です。

関連記事:Emotet(エモテット)とは?攻撃の流れ、感染拡大の背景、対策をわかりやすく解説

フィッシング

フィッシングとは、メールやSMS、デジタル広告を介し、ターゲットのIDやパスワードを盗むサイバー攻撃です。高額な物品を勝手に購入される、不正送金されるなど、近年被害が多発しています。

関連記事:フィッシング対策とは?わかりやすく徹底解説

サービス不能/妨害攻撃(DoS攻撃/DDoS攻撃)

サービス不能、妨害攻撃は、特定のサーバに対して、大量のデータを送りつけるサイバー攻撃です。犯行の際は複数のIPアドレスが使用されるため、犯人を特定するのが困難です。

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まとめ

サイバー攻撃にはさまざまな種類があり、一度被害に遭うと深刻な事態に発展する場合もあります。しかし、セキュリティソフトの導入をはじめ、適切な対策を行えば、被害に遭うリスクを最小限に抑えることが可能です。

もしサイバー攻撃の対策について悩んでいる場合は、サイバーソリューションズ株式会社のサービスをご検討ください。セキュリティサービスをはじめ、メールに関するあらゆるサービスを持っており、さまざまなインフラ環境にも対応しています。サービス資料の配布も実施しているので、ぜひ一度問い合わせてください。

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