サイバーソリューションズが2012年7月~9月の電子メール脅威調査レポートを発表

サイバーソリューションズ株式会社は、アジア地域を重点とした2012年7月~9月末の電子メール脅威調査レポートを発表します。 また、弊社提携企業であるCommtouch Software社がメールセキュリティ分野を対象に独自の調査レポートのポイントも併せてご紹介します。

<CyberSolutions 2012年7月~9月 電子メール脅威調査レポートのポイント>

■スパムメールの発生元
中国23%、インド11%、日本10%がスパムメールの発生元のトップ3ということがわかりました。また、一位の中国と二位のインドの差が12%もありました。

■スパムメール種類
よく出回っているスパムメールの種類ランキングは以下となります:

1.リダイレクト手法(Redirect)による悪意のサイトへの誘導 23%
悪意のある外部リンクを正常なリンクに見せかけるため、短縮URLやリダイレクトなどの方法で利用者を誘導する手法が特徴です。

2.著名SNSサイトになりすまし、ニセのお知らせメール 11%
引き続き、前四半期と同様に、著名なSNSサイト(Facebook 、Google+、・・等)を利用してスパムを配信することが観測されました。悪意な攻撃をされないように、SNSからの通知メールには注意が必要です。

3.内容不明な添付ファイル付きメール 10%
外部リンクが含まれるスパムメールのほか、最近は添付付きのスパムメールも多くなってきています。主にword文書ファイルやwinrar圧縮ファイルに悪意なプログラムが含まれています。 このような疑わしいメールを受信した時に、添付を開かないように注意してください。

<Commoutouch社 2012年7月~9月 ネットワーク脅威トレンド調査レポートのポイント>

■世界中毎日約87億通のスパムメールとフィッシングメールがあります
7月末頃、ボットネット「Grum botnet」が摘発されたため、スパムメールの件数が減少しました。今四半期のスパム件数は全メール数の74%を占めています。

■毎日平均的に30.4万台のゾンビPC(※1)がスパムを送信しています
2012年の第二四半期の平均値30.3万台/日より0.3%上昇しました。

■メールに悪意のあるプログラムが含まれたメールの平均件数は19億/日です。
今四半期は前期よりやや増加しました。DHLやUPSの通知メールになりすました例が一番多いです。

■世界中のゾンビPC(※1)分布ランキング
依然として最も多いゾンビPCが存在する国はインドで、20.9%。
※ウイルスに感染したり、不正侵入者に遠隔操作ソフトを仕掛けられたりしたまま、ユーザーがそのことに気付かずに放置されているパソコン

■スパムメールの件名ランキング
薬品の広告系が第一位ですが、前期の41%から31.1%に大幅減少。アダルト商品販売系は第二位で、16.3%から2.8%に増加。第三位は出会い系の8.3%。

■悪意のプログラムに組み込まれやすいWEBサイト
前期と同じく、今四半期も教育関係サイトがトップで、ほかにネットショッピングサイトやスポーツ関係サイトが悪意のプログラムに組み込まれやすいとの分析結果です。

調査レポートはコチラ

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