公開日

2025年10月16日

迷惑メールが届く仕組み・背景とは?被害にあわないための対策・注意点を解説

迷惑メールが届く仕組み・背景とは?

業務ツールとしてメールを用いる場合、必ず考えなければならないのが迷惑メールの対策です。この記事では、迷惑メールの概要、被害にあわないための対策・注意点について解説します。また、迷惑メールの種類や仕組みについても解説しているので、迷惑メールに悩んでいる担当者は、ぜひ参考にしてください。

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迷惑メール(スパムメール)とは

迷惑メールとは、メールを受信する側の意向を一切無視した、無差別かつ大量に送信されるメールのことです。悪徳業者が営利目的で送信するケースがほとんどで、スパムメールとも呼ばれます。迷惑メールを受信する過程で無駄な電力を消費したり、メールを削除する手間が増えたりするため、現在社会的な問題になっています。

関連記事:迷惑メールとは?迷惑メールが届く原因、受信拒否や対処法をわかりやすく解説

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迷惑メールが届く仕組み・背景

迷惑メールがどのようにして届くのか、具体的な仕組みや背景について解説します。

スマートフォンのスパムアプリから漏洩する

迷惑メールが届く仕組み、背景としてありがちなのが、スマートフォンのスパムアプリからの漏洩です。昨今はさまざまなスマートフォン用のアプリが公開されていますが、なかには悪意を持って公開されたものもあります。問題のあるアプリをインストールすると、スマートフォン内の個人情報が転送されて、迷惑メールが届くようになります。

個人情報収集目的のサイトに登録した

オンライン上にはさまざまなサイトが公開されていますが、なかには個人情報の収集を目的に運営されているものもあります。このようなサイトにメールアドレスを知られると、業者に売却され、迷惑メールが届く原因になります。なお、個人情報を収集するのが目的のサイトは、パソコンとスマートフォンの両方に存在するため、注意しましょう。

無差別メール送信で特定された

メールアドレスが漏洩していなくても、無差別メール送信で特定される場合があります。メールアドレスは、基本的にアルファベットや数字などの単純な並びです。そのため、適当にメールアドレスを作成して無差別に送信すれば、比較的簡単に有効なメールアドレスを見つけられます。

とくに名前や誕生日などを組み合わせたメールアドレスは、誰にも教えていなくても特定される可能性があります。

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迷惑メールの主な種類とその特徴

迷惑メールと一口にいっても、さまざまな種類が存在します。迷惑メールの種類とそれぞれの特徴について、以下で解説します。

出会い系・アダルト系

代表的な迷惑メールの種類として出会い系、アダルト系が挙げられます。メールの文面には出会い系サイト、アダルト系サイトへの登録を誘導するような内容が記載されています。出会い系サイトやアダルト系サイトに登録してしまうと、架空請求問題に発展するケースもあるため、注意が必要です。

架空請求系

迷惑メールのなかには、本来支払う必要がないお金を要求する、架空請求系のものもあります。メールに記載してあるURLに言葉巧みに誘導して、サイトの登録料を一方的に請求するのがメジャーな手口です。また、有名人になりすまし、電話やメールのやり取りを経て、何かしらの理由をつけて金品を請求する手口もあります。

儲け話系

昨今は個人のお金に対する欲求を巧妙に突く、儲け話系の迷惑メールも増加傾向にあります。メールに記載されている文面は副業の勧誘をはじめ、宝くじの高額当選を騙るものや確実に儲かる投資の案内など、さまざまです。副業の資料や当選金を渡す過程で、巧妙に個人情報を抜き取ろうとします。

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迷惑メールに返信してはいけない理由

迷惑メールに対して返信する人も一定数いますが、基本的に迷惑メールに返信してはいけません。主な理由について、以下で解説します。

メールアドレスが「生きている」と認識される

迷惑メールに返信してはいけない理由として、メールアドレスが「生きている」と相手に認識されてしまう点が挙げられます。メールアドレスが現在使用されているものだとわかると、さらに大量の迷惑メールが届く可能性があります。迷惑メールが届いたときは、すぐに迷惑メールに登録した上で、できるだけ早く削除するようにしましょう。

不正アクセス・不正請求に悪用されるリスクがある

不正アクセスや不正請求に悪用されるリスクがある点も、迷惑メールに不用意に返信してはいけない理由の1つです。迷惑メールのなかには、開くだけでウイルスに感染する仕組みになっているものもあります。ウイルスに感染してしまうと、端末の情報が盗まれるだけでなく、端末そのものが使用できなくなります。そのため、迷惑メールは文面を確認せず、即座に削除しましょう。

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違法行為に迷惑メールが利用される仕組みと理由

違法行為に迷惑メールが利用される仕組みと理由について解説します。

匿名性を確保できる

違法行為に迷惑メールが利用される理由の1つが、匿名性の高さです。メールは匿名性を確保しやすく、後ろ暗いことをする人たちにとって便利なツールです。また、メールの内容は受信者以外に途中でチェックされることはありません。そのため、通常広告として掲載できない、詐欺サイトの案内を不特定多数の人に対してできます。

低コストで大量送信が可能である

低コストで大量送信が可能な点も、違法行為に迷惑メールが活用される理由です。チラシやダイレクトメールの場合、印刷費用をはじめさまざまなコストがかかります。一方、メールは端末とインターネットができる環境さえ整っていれば、誰でも無料で利用可能です。さらに一度に多くの人にメールが送れるため、コストパフォーマンスも高いといえます。

大量のメールアドレスが入手できる

迷惑メールが違法行為に利用されるのは、簡単に大量のメールアドレスを入手できるためです。オンライン上では、メールアドレスのリストを販売している業者が存在します。金額は業者により異なりますが、10万件のアドレスを数万円で購入できることもあります。そのため、少額の元手で誰でも迷惑メールの送信者になれてしまいます。

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迷惑メール被害を防ぐ方法

迷惑メールの被害を防ぐための具体的な方法について、以下で詳しく解説します。

不審なメールのリンク・添付ファイルに注意する

迷惑メールの被害にあわないためには、不審なメールのリンク、添付ファイルに不用意に触れないようにしましょう。迷惑メールのリンクや添付ファイルのほとんどは、マルウェアをはじめ悪意のある目的で仕込まれています。タイトルからして明らかに怪しいメールについては、開かないようにしてください。

メールフィルターや拒否設定などを活用する

メールフィルターや拒否設定の活用も、迷惑メールの被害を防ぐ有効な方法です。多くのメールソフトには、迷惑メールを自動で検知し、迷惑メールフォルダに振り分ける機能があります。この機能を活用すれば、届いた迷惑メールを都度削除する手間もかかりません。ただし、重要なメールも迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性もあるため、注意が必要です。

セキュリティソフト・セキュリティサービスを導入する

セキュリティソフトやセキュリティサービスも、必ず導入しましょう。セキュリティソフトやサービスを導入すれば、万が一迷惑メールにウイルスが添付されていても、被害を抑えられます。なお、セキュリティソフトやサービスは、現在さまざまなメーカーから提供されています。機能や費用を比較しながら、自社に適したものを選択しましょう。

関連記事:【メールセキュリティ最前線】その目的はウイルス感染防御と誤送信防止、コンプライアンス対応にあり

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メールアドレスの公開・登録に関する注意点

メールアドレスが知られなければ迷惑メールも届きません。そのため、自身のメールアドレスが外部に漏れないように気を配りましょう。具体的には、SNSやブログでメールアドレスを安易に公開しないようにしてください。

また、メールアドレスを登録した外部サイトから、個人情報が漏れるケースも珍しくありません。どうしてもメールアドレスの登録が必要な場合は、登録前に運営会社の信頼性を可能な限りリサーチしましょう。

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まとめ

迷惑メールは個人情報が流出するきっかけになるだけでなく、業務効率にも深刻な影響を与えます。そのため、日頃から迷惑メールに対する備えをしなければなりません。

なお、迷惑メールの対策に悩んでいる場合は、Cloud Mail SECURITYSUITEがおすすめです。メールに関するあらゆるサービスを提供しており、さまざまなインフラ環境に対応しています。サービス資料の配布も行っているため、興味を持った人はぜひ問い合わせてください。

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