お知らせ
現在、『Emotet(エモテット)』と呼ばれる、メールを介してウイルスへの感染を狙うマルウェアが猛威を振るっています。メールの添付ファイルを開きマクロを有効にすることやメール内のリンクをクリックすることで感染させるウイルスで、今年に入ってから攻撃が活発化し、国内企業でも被害が相次いでいることから、注意喚起がなされています。
当社はメール環境のトータルソリューションを提供する企業として、メールセキュリティサービスを提供しています。今回、ウイルス攻撃の傾向を把握するために、約340万通のビジネスメールを分析いたしました。
ウイルスが添付されるファイル拡張子は何が一番多いのか分析した結果、最多は約35%で『doc』ファイルであることが判明いたしました。『doc』ファイルは、旧型式のWordファイルです。ウイルスが仕込まれたマクロを添付し、巧みな言葉で受信者にマクロを実行させることで感染を広げます。
次点は『exe』ファイルで23%という結果でしたが、その他が15%あるように、どのようなファイル拡張子であってもウイルス感染する可能性は十分にあり、企業としてメールセキュリティ対策の構築必要性がうかがえる結果となりました。
続いて、ウイルスメールが検知される時間帯を分析したところ、今回の調査ではビジネスの稼働時間に連動してウイルスメールの件数も上昇することがわかりました。その中でも昼の12時から14時が最もウイルスメールが多いホットタイムといえ、より注意喚起が必要な時間帯といえます。企業としても、この時間帯を避けてウイルスソフトウェアのファイルアップデートなどのメンテナンスを実施するとリスクが低くなると言えるしょう。
ただし、他の調査では異なる時間帯にウイルスメール件数の上昇が発表されているものもあり、ファイル拡張子と同様に根本的なメールセキュリティ対策の構築が必要と考えています。
なお、本機能以外にも、当社は、『PPAP』の送信時の代替策として、メールに添付して送信されたファイルがクラウド上のストレージに自動的に保管され、ファイルのダウンロードURLが受信者に送られるファイル分離配送機能を提供しております。
本調査のより詳細なレポートは、特設ページからダウンロードすることができます。企業のメールセキュリティを強化するための情報収集としてぜひご活用ください。
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